【微細な危機:マイクロスコープで見た親指の痛みの正体】
ようこそミクロの世界へ。
皆さん、こんにちは。
最近、私の親指でチクッと痛みを感じる日が数日ありました。
しかし、肉眼で見ても外傷は見当たりませんでした。
そこで、私は弊社のマイクロスコープを使って、
痛みを感じる指を観察することにしました。
すると、驚くべきことに、
数日前に行った機械加工の作業で発生した、
アルミの切子が指に刺さっているのが見つかりました。
マイクロスコープと縫い針を使用して、
刺抜きを行いました。
だいぶ抜けてきました。
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30分葛藤し、
やっと、抜けました。
縫い針の先端に抜けた刺(切子)が付着してます。
これのサイズを測ってみましょう。
採取した切子をサイズを計測したところ、
直径28μm(0.028mm)
長さ80μm(0.08mm)
であることが判明しました。
撮像環境
デジタルマイクロスコープ:DS-3A
撮像倍率:100倍
あとがき
これまで肉眼では見えなかった微細な切子が、
痛みの原因だったのです。
このような微細なサイズでも、
人体の神経は驚くほど高性能なセンサーとして機能しています。
痛みを感じることで、体が危険を察知し、
適切な対処をすることができるのですね。
この経験を通じて、
私たちは人体の驚異的な機能に改めて感動しました。
微細な世界が持つ力と、
人体の神経系の高い感度について学ぶことができた貴重な体験でした。
次回の冒険もお楽しみに!
それでは、また次回のブログでお会いしましょう。
マイクロ・スクェア株式会社 ミクロ星人