公開日: 最終更新日: 2021年02月

マイクロスコープとモニターの解像度の関係

マイクロスコープのカメラ解像度が高くても、モニターの解像度が低いと、マイクロスコープ でとらえた画像全域をライブ画でモニターに表示させることができません。
例として、200万画素カメラを搭載したマイクロスコープの画像を一般的なノートパソコンに表示させる場合で考えてみます。
ピクセルとは色情報を持つ小さな点で、この点が集まって画像を構成します。

カメラの解像度
横1600ピクセル
縦1200ピクセル
200万画素
ノートパソコンのモニター(15.6インチ)の解像度
横1366ピクセル
縦768ピクセル
105万画素
(一般的なノートパソコンとは違い、検査用で導入されるノートパソコンは解像度の低いものがほとんどです。)

下のイラストのようにモニターの解像度がカメラの解像度より低いと、カメラでとらえた画像全域を表示させることができません。

このように、本来はとらえている部位を確認できないことや、特定の範囲でしか計測ができないといったことが起こります。よって、モニターの解像度が、マイクロスコープ解像度と、ある程度同じになることをお薦めします。
最近のノートパソコンでは高解像度(1600×900 , 1920×1080)を搭載したタイプも販売されています。

計測ソフトのFIT機能

当社の計測ソフトLeopardおよびMicroLaboLTにはFit機能といって、使用されるモニターの解像度に合わせて、自動的にカメラの表示サイズに調整して、全域を表示させる機能が搭載されています。
保存画像は、本来のカメラの解像度である200万画素で保存されます。また、保存画像を100%で表示させた場合でも、現在、全体のどの部分が表示されているかを一目で確認でき、部位の移動も簡単に行える機能が搭載されています。

  • 百円硬貨 通常表示
    通常表示
    カメラの解像度のほうが高く全体は表示されません。
  • 100円硬貨 Fit機能使用
    Fit機能使用
    全体表示によって100という刻印であることがわかります。

保存した画像を100%のサイズで表示させた場合でも、ナビゲーターウィンドウが、現在どの部位が表示されているかを教えてくれます。赤い枠を動かすと、表示される範囲も連動して移動します。

硬貨の計測
タグ: , , , ,
Pagecontact
Pagetop