公開日: 最終更新日: 2022年04月

紫外線LEDのメリット

紫外線ランプ方式から紫外線LED方式にすることにより、多くのメリットが出ます。

ランニングコストの低減

  • 紫外線ランプ方式の消費電力に比べて60%~70%削減できます。
  • 瞬時起動(5ms以下)のため、使用前のウォームアップが不要。
  • ON/OFF制御ができるので、常時点灯が不要。
  • 調光が可能なので省電力につながります。
  • LEDなので、長寿命です。(一般的にランプの5~10倍の寿命)

熱の影響が少ない

紫外線ランプと違い、紫外線LEDは赤外線を含まないので、熱に弱い材料に対してダメージを大幅に軽減します。

短時間で硬化

一般的には短時間(0.1秒~数秒)で硬化ができるので、タクトタイムの短縮。

コンパクトな構成

紫外線ランプ方式の場合 IRカットフィルター、コールドミラー、ON/OFFのシャッター、オゾンを取り除くダクトなど、必要な付属物が多々あり、装置として大きくなります。紫外線LED照射器の場合これらの付属装置がいらなくなるので、コンパクトな構成を実現します。
マイクロ・スクェア(株)の紫外線LED照射器は、紫外線LED照射器本体と電源装置のシンプルな構成です。

自然環境を守ります

紫外線LEDでは紫外線ランプに含まれている水銀を使用していません。
また、電力量の大幅削減により、CO2排出量も大幅削減となります。

紫外線LEDと紫外線ランプの比較

UVLED(紫外線LED) UVランプ(紫外線ランプ)
紫外光のみUVランプより圧倒的に発熱が少ない 光の中に赤外光も含まれているため被写体は高温になる
付帯設備 圧倒的に小さくなりダクトは基本不要 オゾン除去ダクトが必要
赤外線カットフィルターが必要
電源、ランプが大きい
点灯立ち上げ 瞬時点灯 点灯に時間がかかる
寿命 長寿命
ランプに比較して5倍~10倍の寿命
頻繁にランプ交換が必要
初期投資金額 ランプに比べてやや高い
波長 単一波長 波長がいろいろ混合している

紫外線ランプから紫外線LED照射器への変換の理由

お客様により理由は様々ですが代表的な理由を記載します。

  1. メンテナンス費用が少なくて済む。

    LEDの寿命についてよく質問受けますが、冷却の温度により大きく異なります。
    従来当初の照度の30%ダウンまでに15,000HRとの概念ですが、これはLEDの温度が高い条件でのことです。冷却が50度以下であれば紫外線LEDの寿命はより長くなります。
    UVランプに比べてLEDの寿命は5~10倍と長いのでメンテナンスの頻度は少なくて済みます。

  2. サンプルに熱をあまり与えたくない

    紫外線ランプの場合は赤外光も出ますのでそのまま照射するとサンプルは非常に熱くなってしまいます。その点、紫外線LEDは赤外光は含まれていないのでUVランプに比べるとサンプルに与える熱は少なくて済みます。

  3. スペースの問題

    UVランプはオゾン排気ダクト、熱をとるためのフィルターなど付帯設備が必要で設置スペースは大きくなります。LEDはそのような設備は不必要なので省スペースで済む場合が多いです。

タグ: , ,
Pagecontact
Pagetop