公開日: 最終更新日: 2023年01月

UV硬化とは・紫外線硬化とは

UV硬化とはUV硬化樹脂に紫外線エネルギーを照射することで、重合反応を起こさせ、液体を個体に化学変化させる技術のことです。
UV硬化技術はさまざまな産業で利用されています。

例えば
*防水カメラ部品のUVガスケット硬化
*防水電話機部品のUVガスケット硬化
*カメラ用レンズのUV接着硬化
*電子基板のUV接着硬化
*スマートフォンの張り合わせUV硬化
*タブレットPCケースの防水UVシリコン硬化
*車に塗布するUV硬化ゴム硬化
*木工用UV塗料の硬化
*ケーブル保護フイルムのUV硬化
*コンクリートなどの表面保護のUV硬化
*有機EL製造用張り合わせUV硬化
などがあげられます。

UV硬化の仕組み・紫外線硬化の仕組み

UV硬化樹脂はモノマー、オリゴマー、光重合開始剤と添加剤で構成されています。

光重合開始剤は、照射される紫外線を受けてラジカル、カチオンを発生し、モノマーやオリゴマーと重合反応します。
この重合反応に伴い、モノマー、オリゴマーはポリマーに成長し、極めて分子量が大きくなりUV硬化樹脂は液体状態から個体に変化します。
重合とは、いくつかの分子が結合し、元よりも大きい分子量の化合物を作ることを指しますがUV硬化のプロセスにおいても、この反応が起こり、その結果、接着硬化が可能となるというわけです。 重合を行う際、モノマーが基質となります。モノマー、オリゴマー、ポリマーは、それぞれ分子量によって区別されています。つまり、ポリマーは重合を経て、多数のモノマーが結合した化合物と言えるでしょう。 その変化の過程で液状からゲル状、最終的に個体となります。それがUV照射による硬化です。この間かかる時間は数秒です。

UV硬化とUVLED照射器

重合開始剤は、特定の波長域の光に対し、光重合反応を生じます。
そのため、UVLED照射器(光源装置)とUV硬化樹脂の組み合わせが極めて重要となります。
どの波長に反応するUV硬化樹脂なのか知る必要があります。
当社では280nm~430nmまでの波長に対応できる照射器をそろえております。
各種デモ機のご用意がありますので ぜひご利用ください。

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